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「あの日のオルガン」お問合せ一覧

あなたの町にも・・・
〝子どもの命と平和〟への願いを届けて下さい

私たちは今生まれた「あの日のオルガン」の全国上映を
〝子どもの命と平和〟を語る「上映運動」として、
ご賛同の方々と手を携えて、ていねいに時間をかけながら進めて参りたいと願っています。
この「上映運動」の成功に皆様方のお力をお貸し下さい。
上映は、次の2つの仕組みで進めて参ります。

配給:ジャパン・スローシネマ・ネットワーク(JSN) 
配給協力:マンシーズエンターテインメント
※2019年7月26日より配給窓口が変わりました

東京も安全ではなくなっていた1944年。国の決定を待たずして、日本で初めて保育園を疎開させることに挑んだ保母たちがいた。誰もが自分のことで精一杯だった時代、彼女たちを突き動かしたものとは一体なんだったのか?
太平洋戦争末期、20代を中心とした若手保母たちが、子どものいのちを守るため、53人の園児を連れ、まだ誰もやったことのなかった集団疎開を敢行したいわゆる「疎開保育園」の事実はあまり知られていない。これは、幾多の困難を乗り越え、託されたいのちを守りぬこうとするヒロインたちの奮闘を描いた真実の物語。大切ないのちを未来へつなぐことを願い、毎日を必死で戦った保母たち。強い信念で時代を切り拓いていった彼女たちの生き様は、時を越えて今を生きる我々を魅了し、大きな勇気と希望を与えてくれる。
主役の保母たちのリーダーで責任感の強い板倉楓役には、目覚ましい活躍を続ける実力派女優・戸田恵梨香。そしてもう一人の主役、保母の野々宮光枝役には、女優・歌手としてフィールドを広げる大原櫻子。また、戸田、大原に加え、1000人を超えるオーディションを経て保母役に選ばれたのは、佐久間由衣、三浦透子、堀田真由、福地桃子、白石糸、奥村佳恵といった、今後の映画界を牽引する期待の新鋭女優たち。また、疎開先の世話役・近藤作太郎役には橋爪功。作太郎の妻・近藤梅子役には松金よね子。作太郎の次男・近藤信次役には萩原利久。戸田演じる板倉楓が勤める戸越保育所の所長・脇本滋役には田中直樹。戸越保育所と合同で集団疎開を実現する愛育隣保館の主任保母・柳井房代役には夏川結衣。楓らに自身の子供を預ける父母には、林家正蔵、陽月華、山中崇、田畑智子らが出演。山田洋次監督作品にも出演する、橋爪功や松金よね子、夏川結衣、林家正蔵らの実力派キャストが脇を固めます。キャリアある実力派から期待の若手俳優、そして子供たちまで、老若男女世代を超えた最高のキャストが集結し、感動の物語を紡ぎだします。
メガホンをとるのは 『ひまわりと子犬の7日間』の監督であり、長年山田洋次監督との共同脚本、助監督を務めてきた平松恵美子。さらに、2018年第41回 日本アカデミー賞では、平松恵美子が山田洋次と共同脚本の『家族はつらいよ2』にて優秀脚本賞を受賞。また同作で優秀撮影賞の近森眞史、優秀美術賞の小林久之、『8年越しの花嫁 奇跡の実話』で優秀音楽賞の村松崇継、『関ヶ原』で最優秀照明賞を受賞した宮西孝明をはじめとする、日本映画界を代表する豪華スタッフが本作を支えます。主題歌は、日本全国、アジア地域へも演奏活動を広げるシンガー&ドクターのアン・サリー。本作では、95年の阪神・淡路大震災を題材につくられた「満月の夕」をカバーし、その唯一無二の歌声で本作を包み込みます。
戸越保育所の主任保母・板倉楓は、園児たちを空襲から守るため、親元から遠く離れた疎開先を模索していた。別の保育所・愛育隣保館の主任保母の助けもあり、最初は子どもを手放すことに反発していた親たちも、せめて子どもだけでも生き延びて欲しいという一心で保母たちに我が子を託すことを決意。しかし、ようやく見つかった受け入れ先はガラス戸もないボロボロの荒れ寺だった。幼い子どもたちとの生活は問題が山積み。それでも保母たちは、子どもたちと向き合い、みっちゃん先生はオルガンを奏で、みんなを勇気づけていた。戦争が終わる日を夢見て…。そんな願いをよそに1945年3月10日、米軍の爆撃機が東京を襲来。やがて、疎開先にも徐々に戦争の影が迫っていた―。
戸田恵梨香
1988年生まれ、兵庫県出身。ドラマ「エンジン」(05/CX)、「野ブタ。をプロデュース」(05/NTV)で注目を浴び、『デスノート』2部作(06/金子修介監督)で映画デビューを果たし、10年ぶりの続編『デスノート Light up the NEW world』(16/佐藤信介監督)にも出演。主な出演作に「ライアーゲーム」シリーズ(CX)、「SPEC」シリーズ(TBS)などがあり、いずれも大ヒットに導き、映画化される。また「コード・ブルー」シリーズ(CX)の映画版『劇場版 コード・ブルー‐ドクターヘリ緊急救命‐』(18/西浦正記監督)は、日本興行収入92億超え、実写邦画歴代5位を突破(2018年12月時点)。最新作「大恋愛〜僕を忘れる君と」(18/TBS)では、若年性アルツハイマーに侵される主人公を好演し注目を集め、2019年後期のNHK連続テレビ小説「スカーレット」のヒロインに決定したことでも話題となる。その他、『駆込み女と駆出し男』(15/原田眞人監督)、『エイプリルフールズ』(15/石川淳一監督)、『無限の住人』(17/三池崇史監督)など多数。
大原櫻子
1996年生まれ、東京都出身。映画『カノジョは嘘を愛しすぎてる』(13/小泉徳宏監督)でスクリーンデビューを飾り、日本映画批評家大賞新人賞を受賞、同時に、劇中バンドのボーカルとして、シングル「明日も」でCDデビューを果たし、歌手として日本レコード大賞新人賞を受賞。2014年11月には、シングル「サンキュー。」でソロデビューし、翌15年、紅白歌合戦に初出場。その他、映画『チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』(17/河合勇人監督)に出演、主題歌・挿入歌を担当したほか歌手活動と並行して、ドラマ「恋仲」(15/CX)、「好きな人がいること」(16/CX)、ミュージカル「Little Voice」、「ONWARD presents 新感線☆RS『メタルマクベス』disc2 Produced by TBS」など、数々のテレビドラマや映画、舞台へ出演している。
佐久間由衣
1995年生まれ、神奈川県出身。13年ViVi専属モデルオーディションでグランプリを受賞。NHK連続テレビ小説「ひよっこ」(17)でヒロインの親友役を演じ一躍脚光を浴び、結婚情報誌「ゼクシィ」の10代目CMガールに抜擢され、更なる注目を集める。その他出演作に、映画『人狼ゲーム ビーストサイド』(14/熊坂出監督)、ドラマ「チア☆ダン」(18/TBS)などがある。
三浦透子
1996年生まれ、北海道出身。02年、サントリー「なっちゃん」のCMで2代目なっちゃんとしてデビュー。主な出演作に、『私たちのハァハァ』(15/松居大悟監督)、『月子』(17/越川道夫監督)、『素敵なダイナマイトスキャンダル』(18/冨永昌敬監督)などがある。演技の他にも、90年代名曲カバーアルバム「かくしてわたしは、透明からはじめることにした」でCDデビューを果たす。今後は、オムニバス映画「21世紀の女の子」、『君のシーツ』(19/井樫彩監督)が控えている。
堀田真由
1998年生まれ、滋賀県出身。WOWOW「テミスの求刑」(15)でデビュー。NHK連続テレビ小説「わろてんか」にてヒロインの妹役に抜擢。『36・8℃ サンジュウロクドハチブ』(18/安田真奈監督)で長編映画初主演を務める。その他『虹色デイズ』)18/飯塚健監督)、ドラマ『チア☆ダン』(18/TBS)など幅広く活躍中。
福地桃子
1997年生まれ、東京都出身。「潜入捜査アイドル・刑事ダンス」(16/TX)で女優デビュー。その後、ドラマ「あなたには帰る家がある」(18/TBS)、ドラマ「チア☆ダン」(18/TBS)などに出演。映画『あまのがわ』(19/古新舜監督)で主演に抜擢、映画デビューを果たす。NHK連続テレビ小説「なつぞら」(19)では、ヒロインの親友役に抜擢され注目を集めている。
白石糸
1992年生まれ、長野県出身。2012年「積水ハウス」のCMでデビュー。『白ゆき姫殺人事件』(14/中村義洋監督)で映画初出演。「コウノドリ」(15/TBS)で看護師役を演じ注目を集める。人気バラエティ「プレバト!!」(MBS)では、俳句と水彩画の実力を発揮するなど、多方面で活躍するほか、直近では『みとりし』(19/白羽弥仁監督)の公開を控える。
奥村佳恵
1989年生まれ、大阪府出身。蜷川幸雄に見出され、音楽劇「ガラスの仮面」(08)でヒロインのライバル役に抜擢。「エンゼルバンク〜転職代理人」(10/EX)へのレギュラー出演を皮切りに、「赤い糸の女」(12/THK)で、ヒロインの友人役を演じ注目を集める。『スープ〜生まれ変わりの物語〜』(12/大塚祐吉監督)で映画デビュー。主に、舞台を中心に活躍を広げる。
萩原利久
1999年生まれ、埼玉県出身。『イノセント15』(16/甲斐博和監督)に続き、『ウィッチ・フウィッチ』(18/酒井麻衣監督)で主演を務める。主な出演作に『ちはやふる 上の句/下の句』(16/小泉徳宏哉監督)、『3月のライオン 前編/後編』(17/大友啓史監督)、『帝一の國』(17/永井聡監督)、『あゝ、荒野』(17/岸善幸監督)、『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』(18/湯浅弘章監督)、『高崎グラフィティ。』(18/川島直人監督)、『十二人の死にたい子どもたち』(19/堤幸彦監督)、『アイネクライネナハトムジーク』(19/今泉力哉監督)などがある。
萩原利久
1978年生まれ、東京都出身。学生時代より演劇活動を始め、テレビドラマ、映画、舞台、CMなどで活躍。主な出演作に、ドラマでは、NHK連続テレビ小説「ごちそうさん」(13)、「100万円の女たち」(17/TX)、「イノセント・デイズ』(18/WOWOW)などがある。映画では、『松ヶ根乱射事件』(07/山下敦弘監督)、『The Flowers Of War』(11/チャン・イーモウ監督)『アウトレイジ ビヨンド』(12/北野武監督)、『恋人たち』(15/橋口亮輔監督)、『あゝ、荒野』(17/岸善幸監督)、『ねことじいちゃん』(19/岩合光昭監督)がある。
田畑智子
1980年生まれ、京都府出身。『お引越し』(93)で主演女優として映画デビューし、新人賞を多数受賞。NHK連続ドラマ小説「私の青空」(00)でヒロインを演じ注目を浴びる。主な出演作品に、NHK大河ドラマ「新撰組!」(04)、映画『ふがいない僕は空を見た』(12/タナダユキ監督)では、数々の映画賞を受賞。その他、『隠し剣 鬼の爪』(04/山田洋次監督)、『血と骨』(04/崔洋一監督)、『舞子はレディ』(14/周防正行監督)、『ソロモンの偽証』(15/成島出監督)などがある。
陽月華
1980年生まれ、東京都出身。00年、宝塚歌劇団に入団し、07年、宙組トップ娘役に就任。09年の退団後は、テレビ、映画に多数出演。主な出演作に、ドラマ「あぽやん~走る国際空港」(13/TBS)、「警視庁・捜査一課長」(18/EX)、映画『駆込み女と駆出し男』(15/原田眞人監督)、『かぞくわり』(19/塩崎祥平監督)、『二階堂家物語』(19/アイダ・パナハンデ監督)などがある。
松金よね子
1949年生まれ、東京都出身。テアトル・エコー、劇団東京乾電池を経て、小劇場から商業演劇、ミュージカルと幅広く活躍。テレビ、映画に多数出演。1981年、舞台「地下は天国」にて、第16回紀伊国屋演劇賞個人賞を受賞。近年の主な出演作に『おかあさんの木』(15/磯村一路監督)、『ボクは坊さん。』(15/真壁幸紀監督)、『小さいおうち』(14/山田洋次監督)、アニメ「ふるさと再生 日本の昔ばなしセレクション」(TX/ナレーションレギュラー)などがある。
林家正蔵
1962年生まれ、東京都出身。「林家こぶ平」として落語協会に所属。05年、九代林家正蔵襲名。国立花形演芸大賞古典落語金賞、浅草芸能大賞奨励賞、第70回文化庁芸術祭優秀賞等を受賞。落語協会副会長。映画の出演に『平成狸合戦ぽんぽこ』(94/高畑勲監督/声の出演)、『あらしのよるに』(05/杉井ギサブロー監督/声の出演)。山田洋次監督作品では『東京家族』(13)、『小さいおうち』(14)、『家族はつらいよ』シリーズなどがある。
夏川結衣
熊本県出身。映画初主演の『夜がまた来る』(94/石井隆監督)で数々の映画賞を受賞。ドラマ「結婚できない男」(06/KTV)、近年は「中学聖日記」(18/TBS)など話題作に出演。『孤高のメス』(10/成島出監督)では日本アカデミー賞助演女優賞など数々の賞に輝く。主な出演作品に、『歩いても 歩いても』(08/是枝裕和監督)、『64 ロクヨン 前編/後編』(16/瀬々敬久監督)など。山田洋次監督作品では『家族はつらいよ』シリーズなどがある。
田中直樹
1971年生まれ、大阪府出身。お笑いコンビ・ココリコとして活動する傍、役者としても活動。三谷幸喜監督作品では、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した『みんなのいえ』(01)、『THE有頂天ホテル』(06)ほか、『おかえり、はやぶさ』(12/本木克英監督)などに出演。その後も、ドラマ「プリズンホテル」(17/BSジャパン)主演、「LIFE!〜人生に捧げるコント〜」(12~/NHK)、ZIP!(NTV)にも16年からレギュラー出演し、活躍の場を広げている。
橋爪功
1941年、大阪府出身。文学座、劇団雲を経て、75年、演劇集団円の設立に参加。映画では『キッチン』(89/森田芳光監督)ほかで日本アカデミー賞優秀助演男優賞、『お日柄もよくご愁傷さま』(96/和泉聖治監督)では、同主演男優賞など受賞多数。近年の映画出演作に『奇跡』(11/是枝裕和監督)、『永遠の0』(13)、『DESTINY 鎌倉ものがたり』(17/山崎貴監督)など。舞台『景清』(16)で芸術選奨文部科学大臣賞、「謎の変奏曲」(17)にて読売演劇大賞の最優秀男優賞を受賞。山田洋次監督作品では、日本アカデミー賞主演男優賞を受賞した『東京家族』(13)の他、『小さいおうち』(14)、『母と暮せば』(15)、3作品続いている『家族はつらいよ』シリーズに主演している。
1967年生まれ、岡山県出身。新宿ピカデリーで「鎌倉映画塾」のチラシを見たことをきっかけに、92年、会社員を辞め第一期生として入塾。在塾中の93年、山田洋次監督の『学校』、『男はつらいよ 寅次郎の縁談』に助監督として参加したことから卒塾後も山田組に加わることとなる。助監督として『たそがれ清兵衛』(02)、『隠し剣 鬼の爪』(04)など山田組のほぼ全作品に参加。また共同脚本作品として、『さよなら、クロ』(03/松岡錠司監督)、『釣りバカ日誌16 浜崎は今日もダメだった♪』(05/朝原雄三監督)の他、山田洋次監督の『武士の一分』(06)以降のほぼ全作品に参加。『武士の一分』(06)、『母べえ』(08)、『おとうと』(10)、『東京家族』(13)、『小さいおうち』(14)、『母と暮せば』(15)、『家族はつらいよ』シリーズ(16・17)では日本アカデミー賞優秀脚本賞を受賞。『ひまわりと子犬の7日間』(13)で、松竹では『お吟さま』(62/田中絹代監督)以来、2人目の女性監督としてデビュー。その他監督作品に「双葉荘の友人」(16/WOWOW)がある。
1948年生まれ、岩手県出身。早稲田大学法学部卒業後、共同映画に入社。その後独立し、シネマとうほくを立ち上げ、代表取締役を務める。現在もスローシネマネットワークを提唱し、公共のホールを使って地域運動としての上映運動を展開している。平安時代初期の蝦夷の軍事的指導者であるアテルイを題材にした長編アニメーション『アテルイ』(02/出崎哲監督)、青木和雄の小説を長編アニメ化した『ハードル』(04/出崎哲監督)を製作。長編劇映画『エクレール・お菓子放浪記』(11/近藤明男監督)は、伸べ827ヶ所で45万人の観客を動員。中国金鶏百花映画祭 国際部門 主演男優賞(吉井一肇)、アルメニア児童青年国際映画祭 子ども国際審査員賞特別賞を受賞。その他に『じんじん』(13/山田大樹監督)、『君の笑顔に会いたくて』(17/植田中監督)などがある。
1960年生まれ、京都府出身。84年にパリに留学後、89年より映画会社シネカノンを設立し、ヨーロッパ・アジア映画を中心に200本以上の映画の製作、配給を手掛ける。初プロデュース作『月はどっちに出ている』(93/崔洋一監督)、『パッチギ!』(04/井筒和幸監督)は、キネマ旬報ベスト・テン第1位を始め数々の映画賞を受賞。『フラガール』(07/李相日監督)は、日本アカデミー賞でインディペンデントの会社として初めて最優秀作品賞を受賞。故・高倉健さんの役者人生を追った『健さん』(16/日比遊一監督)は、モントリオール世界映画祭最優秀ドキュメンタリー賞を受賞。その他『KT』(02/阪本順治監督)、『歓喜の歌』(08/松岡錠司監督)、『リングサイド・ストーリー』(17/武正晴監督)などがある。映画界への貢献を評価され、第29回日本アカデミー賞協会特別賞、第16回淀川長治賞などを受賞している。
1943年生まれ、神奈川県出身。早稲田大学文学部教育学専攻、桐明学園芸術短期大学演劇専攻を経て劇団民藝に入団、7年間を過ごす。その後、3人の子どもを育てながら執筆活動に入る。65歳から2年半、都内の幼稚園の園長をつとめる。著書に、童話「7月6日はれのちけんか」、童話「はるかちゃんのはるかデー」。「小説となりのトトロ」はアニメーションのノベライズであり、イタリア語、英語に翻訳出版されている。
1958年生まれ、高知県出身。松竹大船撮影所にて川又昂、高羽哲夫両キャメラマンに師事し、『疑惑』(82/野村芳太郎監督)、『黒い雨』(89/今村昌平監督)、『男はつらいよ』シリーズ(山田洋次監督)などの作品にて助手を務める。その後、『釣りバカ日誌』シリーズ14〜20作目(03〜09/朝原雄三監督)、『SHINOBI』(05/下山天監督)、山田洋次監督作品『おとうと』(10)、『東京家族』(13)、『小さいおうち』(14)、『母と暮せば』(15)、『家族はつらいよ』シリーズ(16~18)の撮影を務める。平松恵美子監督とは『ひまわりと子犬の7日間』(13)以来2度目のタッグとなる。
1962年生まれ、大阪府出身。『たそがれ清兵衛』(02/山田洋次監督)より照明チーフとして参加。照明技師として最初に手掛けた『最後の忠臣蔵』(10/杉田成道監督)で日本アカデミー賞優秀賞、『関ヶ原』(17/原田眞人監督)で日本アカデミー賞最優秀照明賞を受賞。その他、『RETURN(ハードバージョン)』(13/原田眞人監督)、『ふしぎな岬の物語』(14/成島出監督)、『日本のいちばん長い日』(15/原田眞人監督)、『溺れるナイフ』(16/山戸結希監督)、『嘘八百』(18/武正晴監督)、『パンク侍、斬られて候』(18/石井岳龍監督)、『恋のしずく』(18/瀬木直貴監督)などがある。
1960年生まれ、京都府南丹市出身。『家族はつらいよ2』(17/山田洋次監督)で日本アカデミー賞優秀美術賞を受賞。その他、『KOKKURI こっくりさん』(97/瀬々敬久監督)、『結婚しようよ』(08/佐々部清監督)、『犯人に告ぐ』(07/瀧本智行監督/セットデザイン)、『星守る犬』(11/瀧本智行監督/セットデザイン)、『ツレがうつになりまして。』(11/佐々部清監督/セットデザイン)、『はやぶさ 遥かなる帰還』(12/瀧本智行監督/セットデザイン)、『北の桜守』(17/滝田洋二郎監督/美術補佐)、『マスカレード・ホテル』(19/鈴木雅之監督/美術デザイン)、『記憶にございません』(19/三谷幸喜監督/美術デザイン)などがある。
1972年生まれ、新潟県出身。日本映画学校を卒業後、山田洋次監督『隠し剣 鬼の爪』(04)、『武士の一分』(06)、『母べえ』(08)、『おとうと』(10)、『東京家族』(13)、中村義洋監督『チーム・バチスタの栄光』(08)、『怪物くん』(11)など多くの作品に助手として携わる。2013年、中村義洋監督『みなさん、さようなら』にて、録音技師としてデビュー。以降の作品に、『百瀬、こっちを向いて。』(14/耶雲哉治監督)、『闇金ウシジマくん Part2』(14/山口雅俊監督)、『残穢【ざんえ】―住んではいけない部屋―』(15/中村義洋監督)、『闇金ウシジマくん Part3』(16/山口雅俊監督)、『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』(16/山口雅俊監督)などがある。
1968年生まれ、京都市出身。日本大学芸術学部卒業後、山田洋次、崔洋一、阪本順治監督作品などの編集助手を務めた後、『ボーイズ・オン・ザ・ラン』(10/三浦大輔監督)の編集で日本映画テレビ技術協会 映像技術奨励賞受賞。そのほか『ボクたちの交換日記』(13/内村光良監督)、『裏切りの街』(16/三浦大輔監督)、『ヒトヤノトゲ~獄の棘~』(17/WOWOW/平山秀幸監督)、『嫌われる勇気』(17/CX)など。平松恵美子監督とは『ひまわりと子犬の7日間』(13)、『双葉荘の友人』(16/WOWOW)以来3度目のタッグとなる。
作曲家・シンガーソングライター。1978年生まれ、静岡県出身。国立音楽大学作曲学科卒業。高校在学中にオリジナルのピアノ・ソロ・アルバムでデビュー。大学在学中に映画『狗神』(01/原田眞人監督)で初めて劇伴を担当。その後、NHK連続テレビ小説「天花」(04)の音楽をNHK歴代最年少で務める。『64 ロクヨン 前編』(16/瀬々敬久監督)、『8年越しの花嫁 奇跡の実話』(17/瀬々敬久監督)で日本アカデミー賞優秀音楽賞を2年連続受賞。その他、『クライマーズ・ハイ』(08/原田眞人監督)、『誰も守ってくれない』(09/君塚良一監督)、『思い出のマーニー』(14/米林宏昌監督)、『メアリと魔女の花』(17/米林宏昌監督)などがある。2018年には、作詞:竹内まりやと制作した「いのちの歌」のセルフカバーでシンガーソングライターとしても始動している。
2001年「Voyage」でアルバムデビュー以来、オリジナル・アルバムを多数発表の他、日本全国、アジア地域で演奏活動を行うシンガー&ドクター。2003年には「Day Dream」「Moon Dance」で日本語の曲を含むカヴァー曲をオリジナルに昇華した歌唱によりロングセラーとなる。2002年から3年間ニューオーリンズに医学研究のため暮らし、現地の音楽家とプライベート録音した音源を、アルバム「Brand‐New Orleans」として発表し話題に。帰国後も2007年に「こころうた」を、2008年には書き下ろしマキシCD「時間旅行」を発表。2009年には第60回紅白歌合戦に出演しテーマソングを歌唱。2010年末にはアルバム「fo:rest」(フォレスト)、2012年には映画「おおかみ子どもの雨と雪」の主題歌「おかあさんの唄」が話題に。2013年11月には初の著書『森の診療所』と同時に、他アーティストとの共演を集約したコンピレーション『森の診療所…featuring Ann Sally』をリリース。2017年秋には、7年振り、7枚目となる待望のオリジナル・アルバム「Bon Temps (ボン・トン)」を発表。また雑誌「アナログ」の企画としてシングルカットの7インチレコードを発表している。暮らしの中で緩やかに芽吹いた日々の想いは、ほころぶ花のように芳醇な歌声と、花蜜の抽出された名曲群へと昇華され、全国のリスナーの元へ届けられている。